HEALTH

ノンアルコールでも 脂肪肝になることがある

脂肪肝とは、一言でいうと「肝臓のなかに中性脂肪が溜まった状態」です。 通常、肝臓の重さの2~4%の中性脂肪が貯蔵されていますが、それが5%以上になると脂肪肝と診断されます。 日本では、ここ数年で脂肪肝と診断される人が成人の3人に1人の割合と急増し、予防・改善が喚起されています。

肝臓の病気というと、真っ先に飲酒 によるアルコールが原因と考えがちですが、そんなことはありません。実際、 脂肪肝もアルコール性と非アルコール 性の2つに大きく分けられています。

飲酒がおもな原因であるアルコール 性では、脂肪肝から肝硬変、そして肝臓がんに進むことがあり、治療のためにはアルコール摂取をやめる、控えるなどが必要になります。

これまで飲酒しない人は、脂肪肝になっても症状は軽く、肝炎や肝硬変になりにくいと思われていました。しかし、肥満や運動不足、甘いものの食べ 過ぎなどが原因となり、非アルコール性の脂肪肝も、脂肪肝の約1割の人にみられるほど、増加してきました。 また、非アルコール性であっても、肝臓の10%ほどが炎症を起し、肝細胞 に障害が発生することで繊維化が進み、 肝硬変や肝臓がんへ移行することがわかりました。これが「非アルコール性脂肪肝炎(NASH:ナッシュ)」と 呼ばれる病気です。

以前は、脂肪肝そのものは比較的軽 い病気とされてきましたが、近年では、 動脈硬化の原因となるメタボリック症候群との関係が注目されるようになっ てきました。

なぜなら、メタボリック症候群には 脂肪肝との合併も多く、とくにNASHとの合併が心配されているためです。

また、脂肪肝は自覚症状がほとんど ないため、知らずに症状が進行してい る場合もありますが、血液検査や腹部 超音波検査などで簡単に診断が可能で す。健康診断など、積極的に検査を受 けることをオススメします。そして、 脂肪肝を指摘されたら、早めに食事内 容や生活習慣を改善して治療することが大切です。 なお、肥満の人は脂肪肝になりやすいため減量が勧められますが、過激なダイエットも脂肪肝の原因となることがあるため注意が必要です。

肝臓から全身に中性脂肪を送り出す際にたんぱく質が必要になりますが、過度な食事制限などでたんぱく質が不足すると、その働きに支障をきたすため、肝臓に中性脂肪が過剰に溜ってしまい、脂肪肝になってしまうのです。

肝臓は、人体のなかで最も大きな臓器で、その重さは成人で1000~1200gもあります。栄養分の生成や貯蔵、血液中の薬物や毒物などの代謝と解毒、胆汁の産生、体内に侵入したウイルスや細菌による感染の防御など、さまざまな働きをしており、私たちが生きていくためには、健康な肝臓であることがとても大切なのです。

TUBAKI

TUBAKI

和食は、自然の美しさや季節の移ろいを表現します。 「食ってなに」を本多醸造所を通して四季折々さぐってみたいとおもいます。

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