FOOD

その土地の自然に合わせて進化一インドやタイのカレーにはインディカ米が、日本のお惣菜にはやはり日本 の米が合うのはなぜでしょう?

食文化は、その土地の人間の好みの総和であると思われます。また、料理は、その土地の自然を人間の栄養要求に合わせて変化させること、といえます。地球上に住む人間の栄養要求は、ある程度の範囲に入っていて、食べられる状態のものもある程度の範囲に入っています。ライオンが好きなものと人間が好きなものは違います。ライオンはその土地の自然に合わせて、歯の形を進化させ、餌の好みを適応させたといえます。人間は、1万年前にアフリカで生まれ、あまり栄養要求を進化させずに、地上を移動しました。移動先の自然が多様になったとしても、料理をする、つまり食べられそうなものを選び取り、口に入る大きさと硬さに変化させ、消化できるように加熱することで、栄養を摂取してきたのです。

少し前までの人間は、自然としての食材に合わせて、調理技術を進化させることで、栄養要求を満たせるようにしたのではないでしょうか。それが土地によって料理が異なり、食文化が異なる理由ではないかと思います。

インディカ米が育つ土地では、インディカ米をゆでこぼして糊化し、それをおいしく大量に食べるために、さまざまな料理が発達しましたし、日本ではジャポニカ米を炊き干し法で糊化し、こちらも大量に食べるように進化しました。どちらが合うかではなく、その土地の自然で育ちやすいエネルギー源を育て、それを加工して食べてるという意味では違いはありません。どちらが合うというのは結果論であり、インディカ米で日本の惣菜のようなものを食べるという食文化が、たまたま存在すれば、その人たちはそれが合うというでしょう。

TUBAKI

TUBAKI

和食は、自然の美しさや季節の移ろいを表現します。 「食ってなに」を本多醸造所を通して四季折々さぐってみたいとおもいます。

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